牡鹿半島の浜の多くには獅子舞があり、毎年正月になると家々をまわる風習があります。ここ小渕浜も例外ではありません。
しかも精悍な面構えで、頭に「こぶ」があるという特徴的な獅子で、小渕の漁師達はこの獅子を誇りに思っています。毎年、小渕浜だけではなく、金華山のお祭りでも披露、奉納演舞がされていいました。
しかし、この獅子舞の獅子頭も残念ながら震災の津波により流されてしまい、未だ発見されていません。
小渕の漁師達に獅子舞の話を聞くと、「小渕の獅子は格好いいんだ!」と言って顔をほころばせます。これから長く続くであろう復興に向けての活動の中で、獅子舞は精神的な支柱となるはず。そう考え、小渕浜通信が小渕実業団とともに立ち上げたのが、この「小渕浜の獅子舞復活プロジェクト」です。
日本財団、企業メセナ協議会、大和証券福祉財団より助成金を戴き、復活資金の目処はたちました。
9月1日現在、太鼓の皮の張替えが終わり、獅子頭を彫る作業の前の、粘土による復元作業中です。
このプロジェクトは、このサイト及び、小渕浜通信でご報告いたします。
■助成
■プロジェクト計画
小渕浜の獅子頭が新しく生まれ変わり2012年1月15日にお披露目が行われ、五十鈴神社から、小渕浜の仮設を回り、小渕浜から離れて生活をしている人も獅子頭を見るために、集まってきました。
新しい獅子頭は、小渕浜の方々に、勇気と笑顔を届けてくれました。
2012年は1月3日にお披露目予定です。